月々と群青

「三月と群青」が好きすぎるオタクです、検索妨害になってたらごめんなさい

4月2日生まれが好き

好きなんですよ

 

 

 

こんにちは

 

将来のことを考えていると、漫画家になりたいな~~という気持ちになってきます

 

何で漫画家になりたいかというと新しい世界を築きたいからです

 

何で小説家じゃだめなのかというと小説家はハードルが低いからです

 

私は絵が描けません

 

小学生の頃に「まんがクラブ」というクラブ活動に3年間所属していましたがあのころから画力が一切成長していません

 

たまーーに描いてみることはあるのですが、まあ物についてはギリギリ描けてるか......?と思うくらいですが人間がマッッッッッッッjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjジで描けません

 

不気味の谷とかそういう次元じゃないんですよね

 

まず左右の目の大きさが違う

 

しかも左右の縦の位置が違う

 

二十一にしてゲルニカの域に達しました

 

美しくない

 

人は美しいものを求めるのです

 

顔の悪いヒロインは好かれないのです

 

顔の悪い恋愛は追われないのです

 

とかくこの世は外見至上主義

 

そう思わない人はイケメンです

 

あるいは人と関わらないことが苦ではない人間です

 

美女はこんな文章読まないのでいません

 

閑話休題

 

進撃の巨人の初期の絵がマジで下手みたいなことが昔言われていましたがアレの50倍は下手です

 

模写とかやってみても長さが違う

 

頭ってどうやって描くんだよ

 

目って頭の中で半分くらいの高さにあるんだな

 

とかいろいろいろいろもう無理なんですよ

 

奥ゆき?立体感?影?なにそれ

 

小説は楽です

 

色白の肌、憂いのこもった瞳、薄い桃色の唇、華奢な腕、てきとーに修飾していれば簡単に美少女のできあがりです

 

私の推しの小説家さんに三秋縋さんという方がいます

 

最新作の『君の話』、最高です。読んでください、嘘です読まなくてもいいので書店で見かけたら買ってください、売り上げに貢献してくれさえすればあとはもう漬物石にでもしといてください、ハヤカワ文庫です

 

その前の『恋する寄生虫』、最高です。読んでください以下略、こっちはメディアワークス文庫です

 

さらに最高なのが三秋縋先生の第2作『三日間の幸福』、最高です以下略、これもメディアワークス文庫です

 

なんでいきなりこんな話をしたのかというと、『三日間の幸福』『恋する寄生虫』については最近、といっても2年前くらい?から、コミカライズ連載がされていたんですよ

 

『恋する寄生虫』についてはそのまま、あと『三日間の幸福』については『寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。』というタイトルでコミカライズされております。後者のコミカライズタイトルは同名の2chスレタイからきていてそもそも『三日間の幸福』自体2chのSSが小説になりました~というものだったりしてまあそれはいいんですけど

 

どの作品も、表紙にヒロインのイラストが描かれています。あ、『君の話』の表紙の女の人はヒロインじゃないか

 

まあそういうわけである程度の小説の登場人物の顔はその表紙の顔から類推されるわけです

 

あ、ちなみに挿絵は一切ありません

 

小説中での発言中の顔は小説に書かれた描写を表紙の顔からこう、もっていって、いいかんじに、やっていくんですよ

 

急に語彙力がなくなった

 

でもこの「いいかんじに」がすんごく重要なのです

 

すんんんんんんんごく重要なのです

 

皆さんは『手の変幻』という論説文をご存じでしょうか

 

清岡卓行氏の著書です

 

これはいま調べました

 

ミロのヴィーナスは、両腕が失われていることがいっそう芸術性を高めているのである

 

そういった内容です

 

特殊から普遍への巧まざる跳躍

 

これは調べるまでもなく以前は知っていたのですがちょっと思い出せず調べてしまいました

 

大学生になってから勉強しなくなってしまいました

 

閑話休題

 

小説のヒロインは、ライトノベルは違いますが、その外見が人によって違ってイメージされていると思います

 

なぜかというと挿絵がないから

 

青くて痛くて脆いとか

 

通称サメハダーです

 

舟を編むとか、そういう小説って挿絵がありませんね

 

そのえがかれている情景を思い浮かべるなかに、登場人物の顔は小説家の描写から全単射に(一対一対応的に)決まるわけではありません

 

その隙間は当然読者の想像によって補われるわけです

 

あなたは読んでいる小説のヒロインを不細工に想像しますか?

 

今あなたが読んでいる超面白い小説のヒロインを、身長155センチ体重85キロ、顔は赤みがかっていてぶつぶつ、目はしょぼくれてて小さい、スリーサイズは松・竹・梅、そんな人で想像しますか?

 

しないでしょう

 

まあ体重とかは小説家さんの巧みな描写スキルでもって棄却されるでしょうけどね

 

極論を言ったまでです

 

はい

 

なんの話だっけ

 

コミカライズは、そのヒロインの顔をすべてのシーンについてぴったりと固定させてしまいます

 

ヤなんですよね

 

十人十色という言葉があります

 

悪い意味だと蓼食う虫も好き好き

 

あの人が好きな顔は私の好きな顔じゃないかもしれない

 

私が想像している顔はあなたが想像している顔とは違うわけですよ

 

そしてコミカライズは当然ですが原作者さんに許可を取ってからコミカライズされているわけです

 

三秋縋公認の顔、それすなわち公式の出した模範解答ですよ

 

その顔が私の好みじゃなかったらどうするんですか

 

私は三日間の幸福も、恋する寄生虫も、スターティング・オーヴァーも、いたいのいたいの、とんでゆけも、君が電話をかけていた場所も、僕が電話をかけていた場所も、君の話も、全部好きな作品です

 

小説を既に読んでいる私は、その作品のヒロインが、私の頭の中に、完成されてしまっているわけなんですよ

 

その作品のヒロインの顔は、原作者もハンコを押したその顔は、絶対に私の頭の中に完成されている顔とは違います

 

これはすなわち公式との解釈違い

 

それが嫌なので、私はコミカライズの絵を全く見ていません

 

三秋縋先生がどんなにリツイートしていても文章から見分けて全く絵を見ない努力をしています

 

 

 

えっと

 

なんの話でしたっけ

 

小説家は、書いた文章が、読者の想像によって、理想の状態に、跳躍されてしまう

 

そういうわけです

 

だから、小説家は漫画家よりも簡単ということです

 

だから、私は漫画家になりたいんです。小説家ではなく

 

なんでかっていうとなれないからです

 

なれる可能性が0.1%でもある夢を目指すと、じゃあなればいいじゃんってなります

 

でもなりたくないんですよね、どーーせ実際には

 

木星は遠くにあるから美しく光るんです

 

木星が月と同じ距離にあったとしたらグロ画像です

 

だから私は漫画家になりたいんです

 

やっと1行目に話が戻りました

 

ここから読み始めても構いません

 

新しい世界を作り上げて誰かを感動させてみたいものです

 

人が作った世界が、物語が誰かの心を動かすには

 

アプローチはいくらでもあるでしょう

 

良く調べられている、世界観がリアルである

 

あるいは逆に世界観が独特で奇抜なものである

 

キャラクターが生きている、全ての描写において不自然なく行動がなされている

 

いろいろあると思います

 

中でもすばらしいとされるもの、不朽の名作と説が伝される伝説の作品になるためには

 

伏線です

 

小ネタもありです

 

ここで小ネタと言っているのは「今このシーンでこんなに話の進行に関係なく見える行動をしているのは、以前のあの話でこういうことが起きてその時にそのキャラクターが云々な云々を云々」

 

はい

 

ただの小ボケというわけではありません

 

ちなみにここの「小ネタ」は今は完全に『まちカドまぞく』を想定しています

 

まちカドまぞくはそのへん最高の漫画なのでぜひ読んでください

 

三周してください

 

三周です

 

一回読んだくらいじゃこの漫画の良さは40%程度しか理解できていません

 

様々な小ネタを探すのです

 

ルーペを持ちなさい

 

文字化けはツールで翻訳してください

 

ヒエログリフは勉強して読んでください*1

 

4巻の表紙他様々なシーンで装飾に使われている謎の文字

 

あれは楔形文字と言います

 

あれも日本語に翻訳できます

 

小ネタが細かすぎる

 

宣伝してもこの長文を読んでいる人はたぶんまちカドまぞくを読み始めることは絶対にないと思うので1話のネタバレします

 

1話で主人公の優子は魔法少女を倒す手がかりを探しに街角をほっつき歩いているときにダンプカーに轢かれそうになります

 

ラノベならここで死んで異世界に転生すると思いますがこの作品では運よく通りすがった魔法少女の桃に救われます

 

左手でダンプを止めます

 

片手ダンプです

 

実はこの時桃の左手が折れているのです

 

その後桃と優子のやり取りがあるのですが、その後のコマで桃は常に優子に対して左手を隠しているのです

 

見てみてください

 

明らかにおかしい向きに左手が曲がっています

 

これは優子に左手が折れているのがばれたら余計な罪悪感を覚えさせてしまうという桃の配慮でしょう

 

その次の話、2話で優子の通っている高校に桃が在籍しているということが判明し、優子は魔法少女である桃に話しかけて戦いを挑みます

 

その時の桃の左手首には包帯が巻かれています

 

その次の3話で、魔法少女にこれ勝*2した優子は筋をトレして鍛えるためにトレーニングルームに向かい、そこで桃と鉢合わせてしまいます

 

そのとき桃は何をしていたか

 

左腕で重たいバーベルを持ち上げるトレーニングをしていました

 

リハビリしとるやん......

 

これが初めの3話で通しで繋がっている小ネタです

 

すごいの一言

 

ちなみにこの漫画は持込みで始まっており、初めの3話はゲスト掲載となっています

 

連載になるかすらわかっていないマンガ原稿ですらここまで力を入れていく

 

すばらしいものですね

 

このネタは担当編集の方も気付かず、後に読者の考察ブログを見つけて発見されたとインタビューで作者の伊藤いづも先生が語っています

 

すごいですね

 

ちなみにこの『まちカドまぞく』、2019年の7月にアニメ化されたのですが、私に言わせてみればあのアニメは不完全です

 

原作の大きな魅力の一つであった小ネタがですね、完全には受け継がれていないんです

 

桃体調不良回(優子覚醒回)が顕著なんですがまあこれ以上いくとオタクになってしまうのでここまで

 

アニメ2期ではその辺の小ネタが120%生かされることを願っています

 

閑話休題

 

いい作品に必要な要素の話です

 

私はキャラクターに深みがあることが大事だと思っています

 

キャラクターの名前は名付け親の願いが込められていてほしいというタイプのオタク

 

不自然な行動をとるキャラクターにはそのような行動をとるような合理的な歴史が、過去が、あってほしい

 

人気の出た少年漫画が引き延ばしのために唐突に挿入されることの多い過去編

 

あれがよく出来ている作品は本当の名作です

 

こじつけでもいいんです

 

後から過去をこじつける能力は作家の才能の一つです

 

あれですね、主人公キャラ付けのために身に着けているアクセサリーとかが実は過去編におけるキーアイテムだった!

 

みたいな

 

あれは過去編をでっちあげるために最適なやつでしょう

 

そんなんでもいいです

 

私は少年漫画はほとんど読まないのですが、なのであまり過去編をたくさん見たとかそういうわけでもないのですが

 

少年ジャンプで連載されていた『SKET DANCE』という漫画の椿佐介の過去編が個人的に一番好きですね

 

2番はありません

 

理由は過去編をそんなに読んでないからです

 

こいつ本当に過去編好きなのか?

 

過去編は伏線を回収しやすいですね

 

そういう意味では伏線すげーーーー!!とも関わってくると思います

 

そういう意味でキャラクターに歴史が、過去が欲しいんです

 

ただかわいくて金髪でスカートが短ければいいわけじゃないんですよ

 

内気なキャラクターのスカートが短いと「は??」ってなるタイプのオタク

 

アニメーションという点ではキャラごとにスカートの長さが違うと労力が大変なんでしょうけどね

 

ここでようやく4月2日の話に戻ります

 

日本人の中で、誕生日ランキングが統計から作成されています

 

調べればわかるのですが(著作権がどうとかするので各自で調べてください)、一番多いのは4月2日生まれの人だそうです

 

なぜか

 

それは小学校の学年区分が4月2日から始まることに起因しています

 

一般的に言われていることで特にソースを提示することはできないのですが

 

3月生まれの人は落ちこぼれになりやすいと聞きます

 

小学校の学年は、4月生まれの人と3月生まれの人が同じ教育水準として教育を受けます

 

小学1年生のなかにも、6年間生きた人と、まだ5年と1日しか生きていない人がいます

 

20歳と19歳に特に脳構造的能力差があるとは思えませんが、6歳と5歳とでの脳の成熟率の差は歴然です

 

1.2倍ですから

 

理解できる単語の数から既に違うでしょう

 

 

授業内容の理解度に差があるのも当然です

 

スポーツの方が顕著でしょうか

 

とにかく幼少期に他の友達より劣っているという体験を多く経験してしまうと、自分はダメなやつだという自己認識が形成してしまう

 

というのが一般に言われている理由です

 

まあ妥当だなと思います

 

3月生まれの人について頭悪いなあと思うことは全くありませんが

 

話を戻します

 

だから、3月31日とか、4月1日に生まれた人は、ちょっと役所に報告?するのを遅らせて、我が子を4月2日生まれにして、落ちこぼれになるのを回避してあげようと、そういう理屈です

 

だから4月2日生まれの人が統計上多くあらわれるそうです

 

3月31日、4月1日生まれの人が少ないのもこの理論を裏付けています

 

 

 

 

よくないですか

 

 

 

よくないですか

 

生まれながらにして嘘を抱えているキャラクター

 

良くないですか

 

そういうことです

 

それが言いたいがために三秋縋とまちカドまぞくをつい宣伝してしまった

 

まあいいです

 

私としては、主人公の1番の親友が4月2日生まれで、主人公に寄り添って助けているようで実は何かしらの隠し事をしていたりするとすごくいいと思います

 

連載4年目くらいで主人公が気づく感じだといいと思います

 

1巻分くらいをその親友の深掘り巻とかにするといいと思います

 

漫画は1年ごとに一つのテーマ的なものが生まれて解決して一歩進んだ感じになるといいと思います

 

例示するなら『まちカドまぞく』

 

......はい。

 

またやっちゃった

 

まちカドまぞくが最高というお話でした

 

違います

 

いい物語にはいいキャラクターが。

 

いいキャラクターにはいい歴史が。

 

いい歴史にはいい設定が。

 

いい設定にはいい教養が。

 

教養が欲しい。

 

欲しいんですよ。

 

4月2日生まれの親友を作り上げたい

 

私の人生はそういう風に過ごしていきたいですね

 

ちなみにさきほど言及したまちカドまぞくには主人公の優子に寄り添ってストーリー進行に都合の良すぎる情報を提供する親友がいます

 

佐田杏里という人です

 

怪しすぎますが一応普通の人間だろう、怪しすぎるからさすがにこれは黒幕ではないだろうと言われていますし私もそう思います

 

何せ名前がね

 

この長文を読む人はまちカドまぞくに触れることは人生でないだろうし、まちカドまぞくを読む人はこの長文を読むことはないと思うので、この際踏み入った考察まで言っちゃいますが

 

名前がね

 

サタンでアンリマユなんですよね

 

黒すぎる

 

まあいいです

 

この子の誕生日ってなんだったっけ??って思って調べてみたところ、5月1日でした

 

この子は嘘は抱えていませんね(確信)

 

めでたしめでたし

*1:ちなみにあのコマは作者も間違えているチョー細かいミスがありますがそこまで厳密に勉強するには大学で古代エジプト語を履修するしかないでしょう

*2:「これで勝ったと思うなよ~~!!」すなわち惨敗である