月々と群青

「三月と群青」が好きすぎるオタクです、検索妨害になってたらごめんなさい

1か月で1万ページ読んだ話

1日500ページ

 こんばんは群青です。大学4年生です。卒業単位はほとんど取り終えたので秋学期はゼミと卒論のみ(学術的興味でいくらか授業を取るつもりではあるけど)。就活も終わったのでこの夏休みが本当に暇でした。

 

あとコロナ引きこもりと映像授業で目がマジで死んでる。ピントが合わない。視界が1年前より小さく見える。一晩寝ても目の疲れが取れない。このままじゃ死ぬんじゃないか......スマホ画面控えた方が良いんじゃないか......

 

というわけで、卒論の中間報告が終わった8月11日*1、思い立ちました。本を読もう。本を読めば本を読んでいる時間スマホを見なくていい。

 

というわけで本を読むことにしました。大学4年生ですが、これまでの3年間、本当に本を読んできませんでした。教科書すら読んでない。漫画か授業のレジュメか論文くらいしか読んでない。

 

何で本が読めないかというと目が悪くて小さい文字を読もうとすると頭が痛くなるからなんですけど負の連鎖だよな

 

 

 

話しを進めよう、というわけで読書記録を作ろうと思いました。なんか読書ページ数とかを記録してくれる読書メーター的なアプリ欲しいなあ?って思って「読書メーター」で検索したらそのまんま「読書メーター」がヒットしました。

 

https://bookmeter.com/

 

あれっはてなブログ、リンクの貼り方変わった......?

この読書メーターのいいところはiphoneのアプリと連携できるところ、そしてそのアプリでは読んだ本のバーコードをかざすと読んだ本を一気に簡単に投稿できるところ。

悪いところは言うときりがないのでやめます、正直吟味が面倒だから10秒で検索して10秒で読書メーター使うことに決めたけどもっといいツールがあったら乗り換えます、もしあったら教えてください

 

あと「群青」というありふれた名前で感想とか投稿しているので良ければフォロー?してください、友人各位始めてくれ(?)

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「群青」でユーザー検索すると死ぬほど出てくる

 

ということで読書を始めたのですが、私はひとつ目標を掲げていました。それは「1か月で1万ページ読む」です。文系なので読書量でイキるしかない、理系だと例えば1か月で数学書1冊完全に理解したらとんでもなくすごいと思いますが文系なので(ここで理系文系の壁なんて意味ないとかいう意見は受け付けておりません)

 

というわけで本当に乱読です、私の部屋には本棚が3つあるのですが、元々私のお部屋が父の部屋だったのもあって、教科書レジュメ漫画の他に父の本が大量に残っています。その中から適当に本を読んでいこうというわけです

 

この記事では1か月の読書録を振り返ろうと思います

 

1.『完訳7つの習慣』

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いきなりビジネス書。就活中にもらいました。それで半分くらいちまちま読んでたんですが夏休みで残りの半分を読んだ感じ。

1~3の習慣が自分を鍛えるためのもの、4~6の習慣が他人と関わるためのもの、7の習慣が1~6を達成するためのもの、みたいな?

感想としては1~3はこんなん出来るやつはそりゃ成功するだろうな......で4~6はためになるな~で7は当たり前だなでした、4~6は社会人生活でも実践できればいいなあ

 

2.『経済学を変えた七人』

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ノーベル経済学賞受賞者7人の講演が本になりました!みたいなやつ、ケネスアローは個人的に好きなので話を聞けて良かったです

あとサミュエルソンの話し方が癖があっておもしろい、抒情性があるというか

 

3~7.『なれる!SE 1~5』

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これ横に並ばないからそうとう画面占拠するんだろうな()

来年からSEとして働くのでその事前知識になるかな、あとイラストのIxy先生の絵が好きでその初期の絵として前から気にはなっていたので図書館で5冊一気に借りました

ライトノベルってほとんど読んでこなかったのですがすらすら読めるのでライトだなあと思いました(なんだその感想)(私は漫画しか読みません)

SEの色々な用語とかを読んでさんこうになるかもなあと思いました、従業員その人数で未経験新卒で自社開発できるのはそんなもんなのか......?とか思わなくはないけど

 

8.『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

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ラノベ界の頂点みたいなイメージ、オタクの教養として履修しておいた方が良いかなあと思ってなれる!SEと一緒に5冊ずつ合わせて10冊を図書館で一気に予約しました。

予約したのは8月6日で、その時には2巻がすでに借りられていたのですが、あれから3週間以上たった今も本が届きません。前に借りた人、返却期限2週間のはずなんだけどなあ。早く返してくれないかな。待ってる人いるんだけどな。

内容としてはうーむ?思ってたほどじゃなかったけどな??高校同期で今哲学とか倫理学とかやってる人が「この部分は実存主義だな」とか「彼の姿勢は否定神学のありかたに立っているのだろうな」とかすごそうな考察をしているからそういうやつなのかなと思ってたけど、とりあえず1巻の範囲ではそういうやつはないのかな。

あと主人公がコミュ障名乗っといて初対面の美少女相手に軽口たたいてるのが気にくわない、これは嫉妬じゃありませんが

 

9,10.『ノルウェイの森 上・下』

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画質悪っ

母がハルキストなので村上春樹の本はだいたいあります、その中でインターネットで「村上春樹 初心者」で検索してこれが出てきたのでこれから読み始めたというわけです、まあ白状すると以降村上春樹は読んでませんが(不満だったとかじゃなくて何となく触手が伸びない)

恋愛小説です、もう登場人物の名前忘れた!!!でも割と面白かったです、村上春樹は一般人の教養って感じでいいですね

これもすらすらと読めたのであっライトノベルが読みやすいんじゃなくて小説全体が軽いんだなって思いました(小説を読まなすぎる)

 

11.『レトリック感覚』

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元々は同じ佐藤信夫氏の『レトリック認識』が読みたかったのです、高校時代某先生におすすめされたので(今更)

自宅にあるのはわかっていたまま放置していたのですが改めて探したらこれしか見つからなかったので仕方なくこれを読んだわけですがこれがなかなか面白かったです

いろいろなレトリック、修辞法を解説していました

詳しく語ると長くなるのでこの辺で。

 

12.『平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学』

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精神科医の著者が担当した患者さんの内、「邪悪」なものを集めて紹介したものです。邪悪の意味は読めばなんとなくわかります。

まずしょっぱなから高校で素行不良の問題児を担当するのですが、この問題児は悪い人じゃない(というと語弊があるけど)んです。むしろ彼が被害者なんです。仮にA君としましょう。A君の兄は色々あってピストルで自殺しました。これもA君にはショックな出来事です。その年のクリスマス、両親がA君に贈ったプレゼント。これがなんと兄が自殺に使ったピストルそのものだったのです。

え?

って思いますよね。で両親を呼びつけて聞いたところ、本当にこの両親が何が悪いのかわかっていないようなのです。酷いですね。毒親の一種です

一事が万事こういった邪悪な人間が紹介されるので私は読んでいて心がもやもやしました。邪悪な人間を観察したい方にはお勧めです

 

13.『三日間の幸福』

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三秋縋大好き!!!!!もう何度読んだかわからない

大好きすぎて何も感想が書けません。買ってください。読まなくていいので買って売り上げに貢献してください。

 

14.『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』

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ずっと私の部屋の本棚においてあったのですがついに読みました、感想としては大学1年生の時に読みたかったかな......。ためになる人生の教科書的なやつです、まあ昔のアメリカの家庭だから今の時代に即さないところもあるけどね

 

15.『頭の回転をよくする読書術』

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えっ今読書術??

まあいいじゃん、免許更新待ち時間にすらっと読める本をぱっととっただけです

内容が軽すぎて待ち時間の前半くらいで読み終わってしまいました

まあわりとためになったかな?古い本だから今の時代には違うんじゃね?みたいなのもあったけど

あんまり感想はないです

 

16.『ゾウの時間 ネズミの時間

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これ、マジでいい本です

本当に面白いです

本質本です

本質本の定義は某インテリなラジオの第46回を聞いてください

本当に面白いのでぜひ読んでください面白いです

多分中学生の時にこの本を読んでいたら人生が変わっていたかもしれません

 

17.『天平の甍』

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中学生の時に学校の指定図書で読まされたものを再読。

鑑真を日本に連れてくる話だったのか......すっかり忘れてたな......

歴史小説というのでしょうか、小説ではあるのですが本当に内容が堅くて読みづらかったです、ラノベとか村上春樹とか読んで物語って軽いんだなって思ってましたがこの場で撤回しました

 

18.『万延元年のフットボール

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大江健三郎ノーベル文学賞ですね。wikipediaで調べた感じだとノーベル文学賞の受賞には対象作品とかが指定されているのですが、見た感じだとこの本が代表作っぽいのでこの本を選びました

というか大江健三郎の代表作ってみんな知らないと思うんですよね、川端康成は『雪国』とか『伊豆の踊子』とかあるのに。でも私は言えます大江健三郎の代表作は『万延元年のフットボール』、読みましたから。どや。まあ教養ですよね

内容としてはまず物語の真ん中までフットボールのフの字も出ない

そしてフットボールを始める理由が全くない、これ野球でもセパタクローでも何でもよかったんじゃないかって思いながら読み進めるのですが読み進めるうちにあっこれフットボールじゃなくても何でもいいものとして最初から書かれてるんだなってわかります。一揆フラクタル構造ですね。(読んでない人にはなんのこっちゃかもしれないけどこの本をお勧めするのはあんまりできない、暗い話なので)

 

19.『銀の匙

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荒川浩先生の漫画ではありません、中勘助の、灘高校の国語教師の逸話で有名な銀の匙です

普通の小説家と思っていたのですが自伝風の小説でした

なんかなあ~内容がないようというか~なんかなあ~

何も学びがなかったというか

まあ教養ですからね

 

20.『会話は「最初のひと言」が9割』

 

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中3の修学旅行の時になにか意識高い本が読みたくなって買った本です。今思うと薄っぺらいビジネス書......。

なんとなく軽いビジネス書が読みたくなって再読したのですが本当に1時間くらいで読み終わってしまって薄っぺらいなあと思いました

マナー本だからまあ頭に入れておいて損はないと思います、でも他のマナー本と矛盾している内容とかあるとむかつくなあ

 

21.『これからの「正義」の話をしよう』

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ベストセラー本

教養ですよね

内容としては高校でやった倫理の教科書のやり直しみたいな

私としてはほとんど新たな学びはありませんでしたが、まあ

そもそも私が今読んで「今更だなあ」とか思うのも、この本が売れた時にこの本からエピソードを紹介したのを私が知っていただけかもしれないし

高校時代まじめに勉強していた人にはあまり学びがない本ですが、この本がベストセラーになったことによって一般大衆が倫理的問題について考える一助となっているのならこの本の社会的意義は相当なものと言えるでしょう

 

22~25.『鷲尾須美は勇者である』『乃木若葉は勇者である上下』『楠芽吹は勇者である』

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「勇者である」シリーズは私が高1の時にドはまりした作品です。なせば大抵何とかなる!

そのノベルシリーズを買っていたのを再読。楠芽吹についてはそのころ熱が落ち着いてきていて買うだけ買って読んでなかったですけど

やっぱりいい作品でした、これについて語ってもオタクになってしまうので止めておきます


26.『歴史とは何か』

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堅い堅い

本当に堅い

読むのに3日間くらいかかった

休み休み読まないとやってられなかった

しかも内容があまり入ってこなかった

元から了解している内容はすんなり入ったけど初めて対峙する内容は本当に目がすべるすべる

あと三回くらい読まないと内容わからないかもしれない

 

27.『恋する寄生虫

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三秋縋大好き

来年映画化されますね

私は三秋縋の本は全てブックカバーをつけているので、こうして表紙の絵を見ると新鮮ですね

ぜひ買ってください

 

28.『スターティング・オーヴァー』

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ジョンレノンの「Starting Over」がもとになった本です

三秋縋大好き

 

29.『いたいのいたいの、とんでいけ』

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三秋縋大好き

なかなかに痛々しい話だけどファンは多い

私的には三秋縋ランキング内では下位に入ります

好きなんだけどね

 

30.『協力と罰の生物学』

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家の本にめぼしいものがだんだんなくなってきたので(乱読とは?)、あと図書館で借りていたライトノベルの返却期限が迫ってきたので返すために図書館に来て本を物色して見つけた本です

生物学系の本はエピソードが面白くていいね!

ゲーム理論かなと思ったら行動経済学でした(もちろんゲーム理論も少しあった)

 

31.『レトリック認識』

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以前読もうとしたら見つからなくて仕方なく『レトリック感覚』を読んだわけですが

なんとこの本、『レトリック感覚』の続編という扱いになっていて、『感覚』で紹介した直喩・隠喩・換喩とかの基本的な修辞法は『認識』では紹介されていなかったりしたので、結果論的にはこの順番で読めてよかったですね

 

32.『生物学的文明論』

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33,34.『ご冗談でしょう、ファインマンさん』

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ノーベル物理学賞を受賞したファインマンの自伝的なやつです

本当に面白いので読んでください、正直感想書くのに飽きてきたので読書メーターに書いた文章をコピペします

この頃の1ドルは現在の何円なのだろう。30前後の大学教授としてコーネルに赴任したファインマンの年俸は4000ドル。すると1ドル1500円くらいか?しかし絵を売り出したファインマンは額縁を20ドルで購入して200ドルで売っている。3万円の額縁などあるだろうか??1ドル100円くらいに思えてしまう。そしてクラブでネバーマインドしたファインマンは16ドルのシャンパンをおごり、とんでもない出費としている。1ドルいくら?


35.『ファインマンさんは超天才』

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ファインマンさんシリーズ好きだったけどこの本は著者がファインマンじゃなかったから読んでなかったのを初読。解説していく感じかと思ったらファインマンとその周りの人達の会話を聴くことができて非常に良かった。ファインマンさんシリーズで言及されていなかった内容ももちろん色々あってよかった。

また読書メーターのコピペ、いえーい

 

 

 

 

以上!!!!!!!!!!!!

はーめんどかった、一気に35冊分感想書くのマジ飽きる

小説で嵩増ししてるじゃんとかいわないでください

 

 

来月の読書はページ数じゃなくて内容で頑張ろうと思います、マキャヴェリ君主論とか読んでいきます(?)

 

面白い本があったら教えてくれると嬉しいです

 

ではでは

 

*1:811は素数です